カフェやコーヒーショップのコーヒーメニューは、昔からお馴染みの定番に加えて、新しいメニューが増えています。
コーヒー本来の味わいを楽しむだけでなく、ミルクを加えたり、チョコレートを加えたりするコーヒーも人気メニューです。
ここでは、コーヒーの基本メニューと人気メニューにどんな種類があるのかご紹介します。
定番のコーヒーメニュー
まずは定番のコーヒーメニューから抑えておきましょう。
基本がわかっていると、コーヒーを注文する際に迷子になりません。ここでは、
- ストレートコーヒー
- ブレンドコーヒー
- アメリカンコーヒー
- エスプレッソ
- ウインナコーヒー
の5つメニューの特徴と違いを説明します。
ストレートコーヒー
単一の生産地のコーヒー豆100%を挽いて淹れたコーヒー。
よく飲まれている銘柄は、
- キリマンジャロ
- ブルーマウンテン
- ハワイコナ
- モカ
などがあります。産地ごとに豆の個性があり、味わいや香りなどコーヒー本来の風味を楽しめるのが特徴です。
ブレンドコーヒー
複数のコーヒー豆を組み合わせ、味わいや風味のバランスを整えたコーヒー。
お店によっては独自にブレンドしたコーヒーを、「オリジナルコーヒー」とメニューに記載しているところもあります。
好みの味わいや新しい風味をつくり出せるので、お店ごとに異なる味わいを楽しむことができます。
アメリカンコーヒー
浅煎りの豆を使用したコーヒーのことで、コクや苦みより酸味が強調され、比較的軽い味わいが特徴です。
そのため、ミルクや砂糖を入れないブラックコーヒーとして飲むスタイルが人気です。
浅煎りの豆で淹れたコーヒーは色が薄いので、通常のコーヒーをお湯で割ったものと思っている方もいますが、アメリカンは浅煎りの豆を使用したコーヒーです。
エスプレッソ
アメリカンコーヒーとは対照的に深煎りの豆を使用し、高い圧力をかける専用マシンを使って抽出したコーヒーです。
豆は細かい粉にし、短時間に高圧で抽出するため、コーヒーの美味しさをギュッと濃縮することができます。
「エスプレッソ」の語源はイタリア語の“急行”が由来とされます。
通常のドリップより量は少ないですが、使う豆の量はそれほど違いません。
“デミタスカップ”と呼ばれる小さなカップで提供され、半分を意味する「デミタスコーヒー」とも呼ばれます。
ウインナコーヒー
オーストリアのウィーンで生まれたアレンジコーヒー。
温かいコーヒーにホイップクリームを載せたもので、コーヒーの味わいがまろやかになり、口当たりが良くなります。
カフェオレやカプチーノが人気メニューとなるまでは、ウインナコーヒーがミルク系コーヒーの定番でした。
人気のコーヒーメニュー
定番のコーヒーを抑えたら、次は人気のコーヒーメニューを知っておきましょう。
おしゃれなコーヒー屋さんで、注文に困ったことありませんか?
いつも、なんとなくで決めてしまっているのはもったいない。
人気コーヒーのそれぞれの違いと意味を知っておくと便利です。
ここでは、
- カフェオレ
- カフェラテ
- カプチーノ
- カフェモカ
- カフェマキアート
- フレーバーコーヒー
の6つの人気メニューを紹介します。
カフェオレ
フランス語でコーヒーにミルクを混ぜたものを「カフェオレ」と呼びます。
一般的な割合はコーヒー50%、ミルク50%で、コーヒーは少し濃いめにドリップすると、ミルクとちょうど良いバランスになり、美味しいカフェオレになります。
味わいがマイルドなので、女性に人気があり、お子さんも飲みやすいです。
カフェラテ
カフェオレと同じようにコーヒーにミルクを混ぜますが、使用するコーヒーがドリップコーヒーではなく、エスプレッソを使用します。
深煎りの豆を使っているため、カフェオレより深みやコクがあります。また、コーヒーとミルクの割合は20%、80%とミルクが多めです。
ちなみに“ラテ”はミルクという意味で、抹茶ラテや豆乳ラテは、コーヒーの代わりに抹茶や豆乳を使用します。
カプチーノ
エスプレッソに泡立てたクリーム状のミルクを加えたコーヒー。
“カプチーノ”はイタリア語で、蓋の意味があります。(諸説あり)
ミルクで蓋をしたようなコーヒーで、イタリアで人気の飲み方です。
泡立てたクリーム状のミルクにより、とても口当たりがマイルドで、飲み口が良いのが特徴です。
カフェオレやカフェラテと間違われやすいですが、カプチーノはコーヒーの表面に、クリームの白いフワフワした泡が浮かんでいるのが特徴です。
カフェモカ
チョコレートシロップやミルクを混ぜ合わせたコーヒー。
もともとはチョコレートの原料である、カカオ豆に似た香りを持つエチオピア産のモカコーヒーを使用していました。
現在はチョコレートを加えたコーヒーを「カフェモカ」と呼ぶことが多く、ミルクを加えたり、ココアを入れたり、ホイップクリームをトッピングするなど、デザート感覚のドリンクとして飲まれています。
甘くてほろ苦い味わいが女性に人気です。
カフェマキアート
1ショットのエスプレッソに少量の泡立てたミルクを注いだコーヒー。
ミルクがエスプレッソの苦みをやわらげ、味わいをまろやかにするので、エスプレッソの苦みが苦手という方も飲みやすくなります。
“マキアート”とはイタリア語で“染み付いた”という意味で、リーフやハート、動物などをモチーフにミルクで描かれるラテアートを楽しめるのも特徴です。
見た目の可愛さからも女性に人気があり、スタバの人気メニュー「キャラメル・マキアート」も有名です。
フレーバーコーヒー
その名の通り、コーヒーに香りづけしたコーヒーで、近年、人気が高まっているドリンク。
チョコレートやフルーツ、スパイス類、ナッツ類などを加えて、コーヒーの味わいにアクセントをつける程度のものから、ボリュームのあるデザート感覚のものまで種類は幅広いです。
キャラメルやシナモンなどを使ったフレーバーコーヒーが特に人気があります。
コーヒーの種類の楽しみ方
このようにコーヒーのメニューは焙煎の度合い、抽出方法、ミルクや香りづけの種類などによって、さまざまあります。
カフェやコーヒーショップも増えており、お店独自のオリジナルメニューも加わるので、コーヒーのメニューは数限りなくあるといえます。
コーヒーの美味しさを引き出すメニューをいろいろと楽しんでください。