シリコンバレー式のバターコーヒーをご存知ですか?
アメリカではセレブやハリウッドで活躍する俳優が好んで飲んでいるということで、日本でも徐々に人気が出てきています。
バターコーヒーは、ダイエット効果や脳の活性化効果が期待できる魅力的なコーヒーです。シリコンバレー式バターコーヒーのダイエット効果や美味しい作り方について、ご紹介します。
アメリカで注目を集めているバターコーヒーとは?
バターコーヒーのルーツはアメリカ!
バターコーヒーのルーツは、アメリカです。
バレットプルーフという健康ブランドのデイブ・アスプレイという人がチベットで古くから飲まれていたバター茶をヒントにして開発したといわれています。
バター茶はチベットをはじめとして、アジアの遊牧民族の間でよく飲まれています。
遊牧民族の過ごしている地域は、乾燥しているところが多く、脂肪分や塩分をより多く摂取する必要があります。
バター茶には、脂肪分と塩分を効率的に摂取でき、体の芯から温めることも可能です。文字通りバターの入ったお茶です。
バターコーヒーの場合は、バターの他に、ココナッツオイルを含めて提供するのが一般的です。
従来のコーヒーと比較すると、バターコーヒーは非常にクリーミーで、濃厚で、通常のコーヒーと比較するとラグジュアリーな印象です。
シリコンバレー式自分を変える最強の食事で注目を集めるように
先ほど紹介したバターコーヒーを開発したデイブ・アスプレイ氏はアメリカではちょっとした有名人です。
彼は「シリコンバレー式自分を変える最強の食事」という著書を出しています。この中で、バターコーヒーにはダイエット効果が期待できるということで、注目を集めました。
ちなみにこちらの書籍ですが、日本語訳されています。書店や通販サイトで取り扱っているので興味のある人はチェックしてみるといいでしょう。
バターコーヒーで50Kg減のダイエットに成功
この中でデイブ氏は自分自身で、バターコーヒーを飲み続けました。その結果、以前と比較して実に50kgものダイエットに成功したというのです。
以前、彼は身長193cm・140kgの肥満体形でした。それがバターコーヒーを飲むようになって、90kgまで減量できたといいます。
コーヒーの中にバターを入れるとなると、カロリーが高いのではないかと思う人も多いでしょう。
バターには脂肪分が多く含まれていて、カロリーも高く、ダイエットでは、避けるべき食材でしょう。なぜ、バターコーヒーを飲むことで、ダイエット効果が期待できるのでしょうか。
バターコーヒーで炭水化物の摂取を抑制できる
なぜそうなるのか、それは炭水化物を食べなくて済むからです。このシリコンバレー式バターコーヒーによるダイエットでは、コーヒーだけを飲みます。
アメリカではシリアルやトーストを朝食に食べることが多いでしょう。しかしバターコーヒーだけで、シリアルやトーストを食べません。
その結果、炭水化物の朝からの摂取を抑制できます。すると特に午前中、体の中に貯められているエネルギーを使って活動するようになります。
これを続けることで、体脂肪がどんどん消費され、ダイエットできるというわけです。
バターコーヒーで血糖値の上がり方も緩やかに
トーストやおにぎりなど、朝食に炭水化物を摂取する方は多いでしょう。しかし、炭水化物のみの朝食だと、血糖値が急激に上昇してしまいます。
すると血糖値を正常な値に下げようとして、インスリンが大量に分泌されます。このため食事をしてしばらくすると、逆に今度は低血糖状態に陥りやすいです。
糖分を一切朝に摂取しなくても大丈夫かと思う人もいるでしょう。しかし、エネルギーはたんぱく質からも作ることは可能です。
しかもタンパク質からエネルギーを作る場合、血糖値の上がり方も緩やかになります。結果的に体内に蓄えられているエネルギーを効率的に使用できるようになるわけです。
バターの脂肪分のおかげで空腹を感じにくい
飲み物だけだと、空腹感にさいなまれるのではないかと思う人もいるでしょう。しかし、ダイエットの大敵である空腹感もあまり感じずに済みます。
そのカギになるのが、バターに含まれる脂肪分です。脂肪は、他の栄養分と比較すると胃の滞留率が高いといいます。
このため空腹感なく、無理のないダイエットができるのです。体験談を見ても「食べ物なしでも5~6時間腹が持つ」という意見も出ています。
ダイエットだけなく脳の活性化効果も
さらにデイブ氏によると、バターコーヒーの効果はダイエットだけではなく、脳の活性化効果も期待できるといいます。
デイブ氏によるとバターコーヒーを飲む前と比較して、IQが20もアップしたといいます。
適度な脂肪分を体内に取り入れることで、体だけでなく脳にも必要なエネルギーを確保できます。しかも、ホルモンバランスを整える効果も期待できるので、脳が活性化するわけです。
バターコーヒーでダイエットにチャレンジ・美味しい作り方は?
バターコーヒーの効能を知って、自分もチャレンジしてみたいと思われた方もいらっしゃるでしょう。
バターコーヒーの美味しい作り方は、簡単です。
通常のコーヒーの中に、バターとオイルを入れるだけです。バターとオイルは、それぞれコーヒー1杯当たり大さじ1~2杯程度を目安にします。
ただし、バターとオイルは何でもいいわけではないのです。
バターはグラスフェッドバターを使用
まずバターは、「グラスフェッドバター」を使用します。
グラスフェッドバターとはエサが牧草だけで育てられた牛の乳から作られたバターです。
- 不飽和脂肪酸が多く含まれている
- オメガ3脂肪酸とオメガ6脂肪酸のバランスが絶妙
- 1日に摂取する必要のある脂肪分を確保できる
- 不飽和脂肪酸は太りにくい油といわれ、ダイエットにもプラス
オイルは MCTオイルを使用
オイルは、MCTオイルを使用します。
MCTオイルとは中鎖脂肪酸だけで構成されているオイルです。
この中鎖脂肪酸は、ダイエットに効果的といわれています。ココナッツオイルがダイエットにいいと言われるのは、中鎖脂肪酸を含んだオイルだからです。
しかし、ココナッツオイルの中鎖脂肪酸は60%の割合で、100%のMCTオイルのほうがより効果的です。
MCTオイルが確保できなければ、若干効果が下がるかもしれませんが、ココナッツオイルを活用するのもいいでしょう。
朝食の代わりにバターコーヒーを2週間飲んでみましょう
朝食を摂らない代わりに、このバターコーヒーを飲みましょう。
これを、2週間続けることです。
2週間もバターの入ったコーヒーを飲んでもいいのかと心配する人もいるでしょう。しかし、病気で服薬をしていない健康な方であれば、問題はないとみられます。
男女関係なくチャレンジできるダイエットです。
提唱者であるデイブ氏の作り方はYoutubeで
ちなみに、このバターコーヒーの提唱者であるデイブ氏の作り方も、Youtubeにアップされています。
こちらの動画を参考にするといいでしょう。彼の作り方を見ると、コーヒーとバター、オイルをミキサーに入れて混ぜています。
20~30秒適度攪拌すると泡だって、クリーミーで美味しくなるといいますから、まねてみるのはいかがですか?