コーヒーを飲むとどうしてダイエットに効果的なの？

2ヶ月で4kg痩せたという口コミもあるコーヒーダイエット。
元々、コーヒーが好きな人なら、無理なくダイエットができる夢のような方法です。

でも、どうしてコーヒーを飲むだけで、ダイエットに効果的なのでしょうか？
コーヒーがダイエットに効くというメカニズムと、成功するコーヒーダイエットについて解説します。

1．秘密はコーヒーに含まれる成分

1．秘密はコーヒーに含まれる成分コーヒーに含まれるカフェインと、コーヒーポリフェノールと呼ばれるクロロゲン酸が、ダイエットに有効な働きをします。

コーヒーと聞くと、真っ先にカフェインをイメージしますが、コーヒーに占めるカフェインの成分比率は2％ほどです。
カフェインはアルカロイドという化合物で、覚醒作用や解熱鎮静作用があると言われますが、リパーゼという脂肪分解の消化酵素の働きを促進させる作用があると言われています。

リパーゼは脂肪を脂肪酸とグリセリンに分解し、燃焼させるので、ダイエット効果が期待できます。
また、カフェインはアドレナリンや、ノルアドレナリンのようなホルモン分泌を盛んにするので、内臓脂肪が分解されやすくなると言われています。

コーヒーの成分中、約10％を占めるクロロゲン酸はポリフェノールの一種で、活性酸素を取り除き、老化予防の効果が知られています。
さらに積極的に摂取することで血糖値の上昇を抑え、脂肪燃焼効果が得られるとされます。

2．ダイエットは2つの成分の相乗効果によるコーヒーがダイエットに効果的とされるのは、カフェインとクロロゲン酸の脂肪燃焼作用の相乗効果によるものと考えられます。
さらにカフェインには利尿作用や血管拡張作用、交感神経を刺激する作用があります。

利尿作用と血管拡張作用により、むくみが解消され、血流が良くなり、交感神経刺激作用により基礎代謝が上がるので、脂肪を燃焼しやすい身体になります。
そのため、ダイエットに有効で、太りにくい体質になることが期待されます。

3．コーヒーダイエットとは？コーヒーダイエットはコーヒーを食後と入浴前に飲むダイエット法です。
砂糖やミルクを入れてしまうとカロリーが増えてしまい、砂糖はカフェインの量を減らしてしまいます。

そのため、コーヒーダイエットの基本はブラックです。

コーヒーダイエットを成功させるためには、正しいやり方を実践することです。
ポイントは飲むタイミングと飲み方にあります。

コーヒーダイエットの正しいやり方をご説明します。

食後に飲む
コーヒーの脂肪燃焼効果を活かすには食後に飲むのが効果的です。
また、コーヒーは食欲を抑える効果もあり、食前に飲むと食後の血糖値の上昇を抑えることができます。
入浴前に飲む
入浴する30分前にコーヒーを飲んで発汗作用を促します。
その後、半身浴で約30分浸かるとより効果がアップします。

インスタントとドリップではどちらを選ぶ？
どちらもカフェインとクロロゲン酸は含まれますが、ドリップコーヒーの方が含有量は多いので、ダイエット効果は高いです。
また、クロロゲン酸は熱に弱いため、深煎り豆よりも浅煎り豆を選びましょう。
ホットとアイスではどちらがおすすめ？
アイスよりもホットの方がカフェイントクロロゲン酸の吸収率が上がるので、ホットがおすすめです。
アイスでは内臓を冷やし、働きが低下するので代謝も下がります。
暑い夏もダイエットのためにはホットを選んでください。

お湯の温度は80度が最適
クロロゲン酸は熱に弱いので、お湯は沸騰させず、80度位に抑えると、クロロゲン酸をより多く吸収できます。
運動する30分前に飲む
カフェインの脂肪燃焼効果がもっとも高くなるのは、コーヒーを飲んでから30分後とされます。
つまり、運動する30分前にコーヒーを飲むと、効率よく脂肪を燃焼させられるので、より効果が高まります。
スパイスを加える
コーヒーにカルダモンジンジャーや、ブラックペッパーなどのスパイスを加えて飲むと、脂肪燃焼作用をさらにアップできます。
アレンジメニューに試してみてください。

コーヒーは痩せやすい体質に改善することもできる、ダイエットの心強い味方です。
コーヒーダイエットの正しいやり方を覚えてスリムなボディを目指しましょう！