コーヒーはそのまま飲んでも美味しいですが、アレンジすることでさまざまな味わいを楽しめます。
ドリップコーヒーにミルクを加えたカフェオレ、エスプレッソにミルクを加えたカフェラテは、よく知られている人気メニューです。
今回は簡単にできるコーヒーのアレンジメニューを、パターンの種類別にご紹介します。
水の量でアレンジする
日本ではあまり一般的ではないですが、コーヒーに加える水(湯)の量を変えることで、簡単にコーヒーの味わいを変えることができます。
また、加える水(湯)の量により、名称が変わります。
エスプレッソに水を加える
アメリカンコーヒーと名称は似ていますが、ドリップコーヒーではなく、エスプレッソコーヒーにお湯を加えたドリンクです。
お湯の量はエスプレッソの3~5倍くらいで、2倍にして少し濃いめにするのもおすすめです。
お好みでホイップクリームを加えても美味しくいただけます。
アメリカーノと同様にお湯で薄めますが、エスプレッソ2杯分をお湯で薄めて、1杯のロングブラックに仕上げます。
また、アメリカーノはエスプレッソの上からお湯を注ぐのに対し、ロングブラックはお湯の上からエスプレッソを加えます。
日本のお店では少なく、主にオーストラリアやニュージーランドで多く飲まれるアレンジです。
ミルクの量と種類でアレンジする
コーヒーに加えるミルクの量や種類を変えることで、さまざまなアレンジが可能です。
特にエスプレッソはアレンジの幅が広がります。
ドリップコーヒーにミルクを加える
ドリップコーヒーにミルクを加え、一般的な割合はコーヒー50%、ミルク50%です。
ドリップコーヒーは少し濃いめにすると味わいのバランスが良くなります。
エスプレッソにミルクを加えるアレンジよりあっさりした味わいになります。
エスプレッソにミルクを加える
エスプレッソにミルクを加え、一般的な割合はコーヒー20%、ミルク80%とミルクが多めになります。
カフェオレよりコクがあり、味わいがまろやかです。
エスプレッソに泡立てたスチームミルクを加え、150cc~180ccくらいのカップが多く使われます。
カフェラテよりミルクの量は少なくなりますが、泡立てたクリーミーなミルクにより、口当たりがとてもマイルドです。
エスプレッソに泡立てた少量のスチームミルクを加え、60cc~90ccくらいのデミタスカップが多く使われます。
ミルクでコーヒーに模様を描くラテアートが楽しめます。
カフェラテ、カプチーノ、マキアートよりも、加えるミルクの量が多いドリンクです。
イギリス、オーストラリア、ニュージーランドでよく飲まれているアレンジですが、日本では少ないようです。
シロップを加えてアレンジする
もっとも簡単なアレンジはさまざまなシロップを加える方法です。
通常のシロップだけでなく、
- バニラシロップ
- はちみつ
- チョコレートシロップ
- キャラメルシロップ
- チョコレートソース
- キャラメルソース
- ヘーゼルナッツ
- ストロベリー
などが選べます。
バニラシロップを加える
コーヒーにバニラシロップを加えたフレーバーコーヒーで、自宅でも簡単にできます。
普通に砂糖を加えるよりも爽やかでまろやかな味わいになり、お好みでミルクを入れても美味しくなります。
はちみつを加える
コーヒーにはちみつを加えたドリンクで、はちみつだけだと味わいのバランスが取りにくいので、ミルクも一緒に加えることが多いです。
エスプレッソとの相性も良く、はちみつとミルクを入れたメニューはコーヒーチェーン店でも提供されています。
果汁を加えてアレンジする
レモンを加える
エスプレッソに砂糖とレモン果汁を加えたドリンクです。
日本ではあまり馴染みがないですが、レモン果汁を数滴、砂糖を小さじ1杯くらい加えるだけで作れます。
砂糖の量を増やすとよりスイーツっぽくなります。
デザート風にアレンジする
コーヒーの苦みが苦手な方も、デザート風にアレンジしたコーヒーなら飲みやすくなります。
スイーツのように楽しめるアレンジコーヒーをご紹介します。
アイスコーヒーにアイスクリームを載せたアレンジドリンクです。
バニラアイスを載せることが多く、コーヒーの苦みがアイスの甘さでまろやかになります。
喫茶店の定番メニューです。
エスプレッソにグラニュー糖を少し多めに加え、氷と一緒にシェイカーで混ぜ合わせたドリンクです。
シェイカーではなく、ブレンダーを使うお店もあります。
グラニュー糖の代わりにシロップやバニラ、ヘーゼルナッツなどを加えても美味しくいただけます。
自宅でもアレンジコーヒーを楽しもう
他に香りを楽しむスパイスを加えたり、ウイスキーやブランデーなどお酒を加えたりするアレンジコーヒーもあります。
相性の良いスパイスは、
- シナモン
- カルダモン
- オールスパイス
などです。
お酒は蒸留酒やリキュールが合います。
自宅でも簡単にできるので、コーヒーの味わいを幅広く楽しむために、ぜひ参考にしてください。