インスタントのように手軽に本格的な味わいが楽しめるドリップバッグコーヒー。
カップにセットしてお湯を注ぐだけですが、美味しい淹れ方にはちょっとしたコツがあります。
ドリップコーヒーが美味しくなるお湯の温度、注ぎ方などご紹介します。
インスタント感覚で美味しい本格的なドリップコーヒー
朝の目覚めに、仕事や家事、勉強の合間に、ゆっくりくつろいでいるときに、日常のさまざまなシーンでひと息つかさせてくれる飲みものがコーヒーです。
コーヒー派ならドリップした本格コーヒーを味わいたいもの。
でも、飲むたびにドリップするのは手間がかかる、仕事中はドリップできないので缶コーヒーで我慢しているという方もいます。
いつでも挽きたての豆の香ばしい香りをインスタント並みに楽しめるのが、「ドリップバッグコーヒー」です。
インスタントのように手軽に飲めるドリップバッグコーヒー
ドリップバッグコーヒーはインスタントのように手軽で、個包装されているので持ち運びも簡単です。
職場でもどこでも、お湯とマグカップがあれば、本格的なドリップコーヒーを味わえます。
1.ドリップバッグコーヒーの上部を切り取る
2.マグカップに引っ掛ける部分を引き出して折り曲げる
3.お湯を注ぐ
これだけで本格的なドリップコーヒーが味わえます。
淹れ終わったらドリップバッグを捨てるだけで片付けは必要ありません。
さらにちょっとしたコツを加えた、ドリップバッグコーヒーの美味しい淹れ方があります。
豆の量、お湯の量、お湯の温度、抽出時間を計る
コーヒーをドリップするときに測る必要があるのは、
・珈琲豆の量
・お湯の量
・お湯の温度と抽出時間
です。
珈琲豆とお湯の量の理想的な比率は1:15とされていますが、お湯の量はパッケージに目安が記載されているので、そちらを目安にします。
注意したいのはポットややかんを使ってお湯を沸かすときに、少量のお湯ではマグカップに注ぎにくいことです。
沸かすときは、必要量プラス100g程度のお湯を用意することをおすすめします。
キッチン測りにマグカップを乗せて、重さを測りながらお湯を注いでください。
美味しくするポイントはお湯の温度で決まる!
コーヒーはお湯の温度で味が変わる
同じ珈琲豆を使ってもお湯の温度が変わると、苦味や酸味の度合いが違ってくるのがコーヒーです。
ドリップバッグコーヒーも例外ではなく、美味しい淹れ方の決め手になるのはお湯の温度です。
一般的に美味しく淹れる理想的な温度は、およそ85~90℃とされています。
お湯を沸騰させて、ポットに移し、約30秒から1分程度おくと適温になります。
ちょうど良いお湯の温度で淹れると、バランスが取れたまろやかな味わいになるので、ぜひ、ドリップバッグコーヒーで試してみてください。
美味しく淹れるコツは適温を見つけること
沸騰してすぐの沸かしたてのお湯で淹れると、香りが飛んでしまい、苦味だけでなく雑味も一緒に出やすくなります。
逆に低すぎる温度のお湯で淹れると、香りが少なく、味も薄くなり、苦味も減り、コクがないコーヒーになってしまいます。
まろやかでマイルドな味わいが好みであれば、85~90℃が適温ですが、その方によって味わいの好みが違います。
コーヒーの苦味が好きな方は、温度は高めにした方が良いでしょう。
ドリップバッグコーヒーに限らず、コーヒーの美味しい淹れ方のコツは自分にとっての適温を見つけることです。
蒸らすことでさらに本格的な味わいのコーヒーに
勢いよく一気にお湯を注ぐのはNG
お湯の注ぎ方もひと手間かけることで、ドリップバッグコーヒーはさらに本格的な味わいに変身します。
いきなり勢いよく一気にお湯を注ぐのは厳禁です。
できれば注ぎ口の細いタイプのポットを使用し、コーヒーの粉全体を湿らすように、少量のお湯を少しずつ注ぎます。
やかんでも良いですが、注ぎ口が細い魔法瓶タイプなら、長時間保温できるので、飲みたいときに何度も沸かさずに便利です。
蒸らし時間で香り豊かなコーヒーに
少量のお湯でコーヒーの粉全体にお湯が染み渡ったら、15~30秒程度蒸らします。
この蒸らし時間を取ることで、珈琲豆がふくらみ、本来の香りが出やすくなります。
早く味わいたいからと、一度にお湯を注ぐとせっかくの香り豊かな味わいを失うことになります。
蒸らし時間は自分で試してみて最適な時間を見つけてください。
ドリップバッグコーヒーの豆の種類によっても、蒸らし時間は変わってくると思います。
蒸らし終えたら、適温のお湯を少しずつゆっくり注いでいきます。
ペーパーフィルターに直接お湯がかからないよう、コーヒーの粉にまんべんなくお湯を注いでください。
お湯を注ぎ終えたら早めに引き上げる
適量のお湯を注ぎ終えたら、ドリップバッグは早めに引き上げます。
そうすることで、雑味が少なく、すっきりとクリアなドリップバッグコーヒーを味わうことができます。
紅茶ではゴールデンドロップと呼ばれる最後の一滴が、紅茶を美味しくする秘訣とされています。
ドリップバッグコーヒーに限らず、コーヒーではまったく異なります。
いつでも美味しいドリップバッグコーヒーを淹れる裏ワザ
ドリップバッグコーヒーは淹れ方で変わる
基本的にはマグカップにセットしてお湯を注ぐだけのドリップバッグコーヒー。
簡単であるがゆえに、淹れ方によって味わいが変わるという特徴があります。
ハンドドリップによる抽出なので、蒸らし時間やお湯をそそぐスピードなど淹れる条件によって変わります。
同じ人が同じドリップバッグコーヒーを淹れたとしても、同じ味が再現できるとも限りません。
毎回、同じ美味しいドリップバッグコーヒーを楽しむにはどうすればよいでしょうか?
誰でも同じ味に仕上げるドリップバッグコーヒー
いつでも同じ美味しい味わいのドリップバッグコーヒーを淹れるには、お湯の量、豆の量、蒸らし時間を一定にすることです。
・小さめのサーバー(計量カップでもOK)
・マグカップ
・ドリップバッグコーヒー
・適量のお湯
・細口のやかん(なければ急須でもOK)
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- サーバーにドリップバッグコーヒーに入った粉をすべて入れます。できればサーバーは湯通しするなどして温めておきましょう。
- 適量のお湯を注ぎます。お湯は一気に普通に注いで良いので簡単です。
- 蒸らし時間を2分取ります。お好みであっさりした味が良ければ、短くし、コクを出したければ、蒸らし時間を長めにします。
- 空になったドリップバッグコーヒーのフィルターを用意して、マグカップにセット。
- 蒸らし終わったコーヒーをフィルターで濾すと、抽出されたコーヒー液がマグカップに注がれます。
これで誰が淹れても同じ味わいのドリップバッグコーヒーが楽しめます。